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ホーム >> 愛犬を撮影する >> 第4回:光を制するものが写真を制す。
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第4回:光を制するものが写真を制す。

写真を発明した一人に、タルボットと言うイギリス人がいます。彼は世界最古の写真集を創りました。その写真集の題名が、「自然のえんぴつ」と言います。私がこの題名を知ったのは学生時代でした。写真は、簡単に言いますと、銀の化学反応によって生まれました。銀は光によって黒化します。強い光の所は真っ黒に、とても弱い光の所は、反応しないままになります。これを現像し、定着させたのが、白黒のネガと言います。これに再度光を透過させ、印画紙に定着させたものが写真と言うことになります。白黒写真の現像・プリントを経験された方は知っていると思いますが、化学実験の繰り返しです。より良い結果を出す為のデータの収集・記録も必要です。こんな光学や化学の繰り返しを、タルボットは光で絵を描く「自然のえんぴつ』と表現しました。写真を、未だこれ程端的に言い表した言葉は見つかりません。 

それでは、光を観察しましょう。まず定点観測と言う手法があります。晴れた日に、お気に入りの場所に愛犬を連れてお座りさせ、三脚でカメラを固定し、全く同じ場所で、朝6時に、次に4時間おきに夕方18時まで、4カット撮影してみましょう。犬を画面中央に出来るだけ大きくカメラ目線、背景には、立体感のあるものがいいと思います。朝6時の撮影時に順光(被写体に対し、カメラ側から真正面に光が照らされる状態。)にします。撮影した、4種類をプリントし、比較して下さい。そしてそれぞれの、良い所、悪い所をピックアップしノートに記録しましょう。 またライティング(光の当たり方)による印象を、必ず記して下さい。例えば、朝6時に撮影した写真は、全体に光が当たり、きれいだが平面的である。健康そうに見える。などです。

印象は各人違うと思います。じっくり考えるのではなく直感的な感想を記録する事です。このように写真の印象を記録する事を、「写真記」と言います。ご自身が撮った写真で、お気に入りの写真や、なぜか解らないが、気になる写真を、冷静に写真記に書いてみましょう。大学ノート一冊が終わる頃、確実に今まで見て来た世界とは、ひと味もふた味も違って見える事でしょう。また、ストロボライティングは太陽光が原点です。 曇りの日でも太陽は、照らしていますし(拡散)、白い壁や白い車、ワイシャツも、レフ板代わりになります(反射)。ライティングの基本は、直接光と反射光と拡散光の組み合わせです。そして、犬を撮影する場合は、立体感を出す為の陰影を、どのように付けるかが、最も重要です。 撮影する前に、ちょっと冷静になり、ファインダー越しに光を見て下さい。光を見る事は確実に写真を上達させます。

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